2024/01/08 12:07


HAPPY NEW YEAR 2024

本年もTAO GARDENをどうぞよろしくお願いいたします。


この度の令和6年能登半島地震により、

被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

一日も早い復旧と平穏な日々が戻ってくることをお祈り申し上げます。



前編:アーユルヴェーダリゾート<AYU PIYASA>滞在記


TAO GARDENでは、2023年、昨秋実施したウェルネスリトリートツアーを2024年も開催いたします。遅ればせながら、この本場スリランカでアーユルヴェーダを体験した4泊6日のツアーの模様を前後編に分けてご紹介します。



最初の目的地は、この旅のメインテーマである本格的なアーユルヴェーダを体験できるマータレーにある、緑豊かな高原に佇むコテージ8棟のみのオーガニックリゾート「AYU PIYASA(アーユピヤサ)」。


昼頃、成田空港を出発し、コロンボのバンダラナイケ国際空港に到着したのは現地時刻17時過ぎ。そこから、スリランカ中央高地に位置するアーユピヤサを目指し、車を延々走らせること4時間、ようやく到着しました。チェックイン後はコテージで各自軽めの夜食をとって就寝。ゆったり広々した部屋には、テレビはもちろん、エアコンもありませんが、涼しい気候なので不要です。あたりは真っ暗、虫の鳴き声と雨の音など自然の中でしか味わえない、静かな夜。まさに自然回帰、非日常の始まりです。



翌朝は、少々早めの6時集合。レストランにて優しいお味のハーブ粥をいただき胃腸を目覚めさせてからの朝ヨガというのが、滞在中の毎朝のルーティーン。野鳥のさえずりに耳を傾け、森の澄んだ空気と草木の香りに包まれながら、約1時間ほどヨガを行い、軽く一汗。前夜の雨のせいか早朝は空も霧がかって、少し冷んやりとしていたほど。マータレーは1年中24度くらいで、30度を超える海沿いのエリアに比べると過ごしやすい気温だそう。



朝ヨガの後は、レストランに直行し、朝食タイム。食事は、朝は適量、昼はボリュームたっぷり、夜は控えめに調整されています。敷地内のファームで採れた新鮮な野菜、果物やハーブを贅沢に使ったアーユルヴェーダに基づく野菜中心のヘルシーなカレー料理がベースのメニュー。そこに時折、お魚やチキンのカレーも加わります。



菜たっぷりでヘルシーなアーユルヴェーダ料理

朝食は、カレー2、3種の他にフレッシュジュースに、トロピカルなフルーツの盛り合わせ(珍しい赤いミニサイズのバナナが絶品)でビタミンたっぷり。




昼は、インゲン、ナス、ジャガイモなど野菜や豆のカレー数種と付け合わせのサラダ風、炒め物風などおかず2、3種と、こんなに食べられません!というくらいの品数。でsが、スパイスやハーブはしっかり効いていながらも辛さ控えめ(というか辛くない)、カレーとは思えぬ優しい味付けで飽きることなく、しかもどれも美味しいから最後までペロリと食べほしてしまうんです。できることなら真空パックにしてお土産にして帰りたいほど。とはいえ、食後にはアーユルヴェーダの施術を控えているので腹八分目にとどめます。



また、食事をしながら、日本語の上手な支配人サラット氏が使用した食材やメニューについてわかりやすく丁寧に解説してくれます。日本の高級スーパーやデパ地下でも滅多にお目にかかれないローカルな野菜がいろいろ。同じ食材でも自然の中で伸び伸びと育ったオーガニックはサイズも大ぶり、色も味も濃厚で素材本来の味を堪能できます。



体質・体調に合わせたアーユルヴェーダの施術

そして、お待ちかねのアーユルヴェーダのトリートメントは、まず各々の体調をチェックすべく、ドクターの診察からスタート。スマホを駆使して英語で問診票に記入していきます。ドクターもセラピストもスタッフも現地の方々ですが、日本人との共同経営のため日本人ゲストが多く、よく使われる簡単な日本語の単語やフレーズくらいならなんとなく通じます。問診、脈診、身長・体重測定、血圧計測が完了すると、セラピストにトリートメントの素材やフォーカスする部位など内容についての指示が出され、お隣のスパ棟にていざ施術。



アーユルヴェーダでは、万物は自然界の、風<ヴァーダ>・火<ピッタ>・水<カパ>の3つのエネルギーから成るとされ、人間の身体、食べ物など全てにこれらの要素<ドーシャ>を見出していきます。3つの中の特定のドーシャが増えすぎたり偏りが出てくると、体調を崩したり、病気になったりするといわれます。このドーシャのバランスをどうとっていくかが、アーユルヴェーダ療法の基本となります。



だから、それぞれの体質や体調に合わせて施術の内容や食べ物のメニュー、処方が決まります。本来は数日間〜1週間くらい滞在しながら調子を整えていくのがおすすめですが、今回は実質2日間での体験ということもあるので、体調を踏まえつつ、アーユルヴェーダの施術のバリエーションをひと通り体験させてもらいました。


代表的なものをご紹介すると、ハーバルオイルをたっぷり使い皮膚から有効成分を吸収させるアビヤンガ(フルボディマッサージ)を主軸に、シロダーラ(温めたオイルを額の上にポタポタと流し続けることで瞑想状態に。実際気づいたら寝落ちしてました)、ミルクライスボール、スウェーダナ(スリランカ式のハーバルスチームバス)、ハーバルバスなどを組み合わせていきます。



少人数だから可能なセミーオーダーなアクティビティ

また、TAO GARDENのツアーの特別メニューとして、アーユルヴェーダにちなんだハーバルボール作りやハーブオイル作り体験のワークショップも実施。こちらもアーユルヴェーダドクターのレシピをもとにしています。





材料は、ターメリック、ガーリック、ニカ、エンデル、バーワッタ、ココナッツなどのハーブやスパイスを、昔ながらの方法で木製のすり鉢と棒ですりつぶして、細かくなるまでつぶす。マホガニーの木を燃やして沸かした湯にハーブを入れ煮詰めてから、コットンに包んで完成。作ったオリジナルのハーバルボールは実際にマッサージの施術で使用しました。




続くヘアオイル作り。少し鍋を温めてから、材料のココナッツオイル、カレーリーフ、サンダルウッド、フェネグリーク、ヴェティバグラスを入れ、2時間ほどぐつぐつ煮出して成分を抽出します。出来上がったオイルは容器に詰めてお土産に。スリランカ人の健康的な髪の秘訣はこのオイルのおかげなのだとか。


さらに、滞在中は、アーユルヴェーダだけでなく、初のスリランカ旅行という方にも楽しんでいただけるよう、世界遺産シーギリヤロック観光や古都キャンディ散策&ショッピングのほか、参加者のご希望に合わせてスパイスガーデン訪問などを日本語ガイド付きでアレンジしました。




午前中のアーユルヴェーダを終え、昼食後に向かったスリランカを代表する絶景の名所、世界遺産のシーギリヤロックへ。標高約370メートルの岩上に築かれた巨大な天空の宮殿跡です。ひと汗かいて登頂すると、地平線まで続く見渡す限りの雄大なジャングルが四方に広がる、圧巻の眺望。

父親を殺害して王位に就いた狂気の王が、その罪の意識から逃れるように断崖の上に自らの理想郷を築いたのだそう。壮絶な歴史を背景にしつつも、今なお残るフレスコ美人画、シンメトリーの庭園、彫刻的意匠などは建築としても素晴らしい。


マータレーは、特にスリランカ有数のスパイスの産地として有名な土地。スパイスガーデンでもお馴染みのブラックペッパー(スリランカ産は香りがいいらしい!)などのスパイスから、スリランカ固有種まで多種多様なスパイスが栽培されており、日本語堪能なガイドの説明を受けながら散策・見学できます。

散策後は併設のショップでお買い物を満喫。ハーブ、スパイスそのものから、アーユルヴェーダ処方によるハーブティー、悩みに合わせたバームやオイル、石鹸なども品揃えも豊富なので、あれこれと大人買いしてしまいます。



アーユルヴェーダに美味しい食事に観光にと、あっという間に過ぎ去ったアーユピヤサでの3泊4日。後編では、キャンディ郊外の山の中に立つ話題のラグジュアリーなウェルネスリゾート「サンタニ」でのステイをレポートいたします。


後編につづく



TAO GARDEN Wellness Retreat Holly Place Tour 2024

2024年も開催いたします。TAO GARDEN主宰の気を満腹にするリトリートツアーのお知らせ。詳細決まり次第ご案内いたします。

4月中旬〜下旬 フィリピン

10月中旬 4泊6日 スリランカ

*予定のため変更になる可能性ございますので、予めご了承ください。



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